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ワンポイントゼミ2 x切片とy切片 [ネコ騙し数学]

ワンポイントゼミ2 切片と切片


図に示すように、xy平面上に直線l:px+qy+r=0p≠0q≠0)があるとする。

このとき、直線lx軸の交点のx座標が(直線lの)x切片y軸との交点のy座標をy切片という。


fig-035.png


つぎに、このときの、x切片とy切片を求めることにする。

直線l上の点はすべてpx+qy+r=0を満たす。

  

直線lx軸、つまり、y=0との交点(のx座標)がx切片。

したがって、この交点のx座標をaとおくと、この交点の座標は(a,0)になるので、①式にx=ay=0を代入して得られる方程式を解くと

  

同様に、直線ly軸、つまり、x=0との交点のy座標をbとおくと、

  

したがって、直線l:px+qy+r=0p≠0q≠0)のx切片、y切片は

  334.png



x切片ay切片ba≠0b≠0)である直線の方程式を求めることにする。


fig-037.png

x
切片がaだから、x=ay=0を①に代入すると、

  

y切片がbだから、x=0y=bを①に打入し

  

したがって、直線lの方程式は

  333.png

r=0のとき、px+qy=0で、この直線は原点Oを通ることになり、a≠0b≠0と矛盾する。したがって、r≠0

r≠0だから、②式の両辺をrで割り、

  



問 次の直線の方程式を求めよ。

(1) x切片2、y切片3の直線

(2) 2点、(0,2)(0,3)をとおる直線


実は、(1)と(2)は同じことを言っている。そして、この答えは③より
  


無理に覚える必要はないけれど、③式はおぼえておくと、何かと便利である。



より一般に、y=f(x)x軸との交点のx座標をx切片、y=f(x)y軸との交点をy切片という。

図に示すように、曲線y=f(x)の場合、点ABCx座標が曲線y=f(x)x切片であり、点Dy座標が曲線y=f(x)y切片である。

この図、その定義から明らかであるけれど、曲線y=f(x)x切片は方程式

  

の実数解(実根)である。

fig-038.png
タグ:微分積分
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