ワンポイントゼミ22 定積分と不等式1の補足 [ネコ騙し数学]
ワンポイントゼミ22 定積分と不等式1の補足
定積分と不等式1で出てきた内容を補足することにする。
【証明】
とし、f(x)の変化を調べるために、xで微分する。
したがって、0<x<π/2でf'(x)>0で、f(x)は単調増加。
よって、
次に
とする。
cosα=2/πとすると、g(x)の増減表は
となり、x=0、x=π/2のときに最小で、最小値は0
よって、0<x<π/2において(証明終了)
次に、
の極限を求めることにする。
と考えると、x→0+0のとき、logx→−∞、1/x→+∞となり、①の極限はいわゆる不定形の極限になる。
そこで、ロピタルの定理を使うと
になる。
問題3の(1)のグラフで
の
は、こうして求めている。
x=0のところで白抜きの丸で表現されているのは、そういうわけです。
(下図参照)タグ:微分積分
2016-10-28 12:00
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