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確率の初歩6 問題編1 [ネコ騙し数学]

確率の初歩6 問題編1



問題1 1つの袋に赤球3個、白球が7個入っている。この袋から1球取り出し、それが赤球ならばそれで終わりとし、白球ならばそれをもとに戻さないでもう1球取り出すものとする。このとき赤球を取り出す確率を求めよ。

【解】

赤球が出るのは、1回目で赤の場合と、「1回目で白球、2回目で赤球」の場合。

1回目に赤球を取り出す確率は

  

2回目に赤球を取り出す確率は

  

よって、赤球を取り出す確率は

  

(解答終了)

 


問題2 赤札10枚、白札7枚、青札5枚の計22枚の札がある。この中から4枚取り出すとき、次の事象の確率を求めよ。

(1) 4枚とも赤である。

(2) 4枚の札の中にどの色の札も入っている。

【解】(1) 赤札10枚から4枚取り出す組み合わせは通り、22枚から4枚札を取り出す組み合わせは通り。

したがって、4枚とも赤である確率は

  


(2) 4枚の札の中にどの色も入っているのは、「赤札2枚、白札1枚、青札1枚」の場合、「赤札1枚、白札2枚、青札1枚」の場合、「赤札1枚、白札1枚、青札2枚」の場合である。

赤札2枚、白札1枚、青札1枚の場合の確率

  

赤札1枚、白札2枚、青札2枚の場合の確率

  

赤札1枚、白札1枚、青札2枚の場合の確率

  

よって、求める確率は

  

(解答終了)


問題3 白黒2種の同質の球がある。白球10個と黒球5個を入れたよくかき回し、目をつぶって3個の球を取り出すとき、少なくとも1個は白球である確率を求めよ。

【解】

少なくとも1個白球である事象は、取り出した球がすべて黒球である事象の余事象。

3個取り出した球がすべて黒である確率は

  

したがって、少なくとも1個は白球である確率は

  

(解答終了)

 


問題4 2つの事象ABが独立であるとして、Aは起こらないがBは起こる確率をpABも起こらない確率がqとおく。このとき、Aの起こる確率、Bの起こる確率を、pqであらわせ。

【解】

Aの起こる確率をxBの起こる確率をyとする。

さらに、Aの余事象、Bの余事象を、それぞれ、であらわすことにする。

  

①+②

  

①と③より

  

(解答終了)

 


問題5 平均して3問中2問解く能力を持つ学生が、3問の出題で少なくとも2問解ければ合格、正解1問以下では不合格という試験を受けるとき、合格する確率を求めよ。

【解】

合格するには、3問、または、2問正解でなければならない。

3問解ける確率は、

  

2問解ける確率は

  

したがって、合格する確率は

  

(解答終了)


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