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第8回 問題演習 [ネコ騙し数学]

第8回 問題演習


問題1 次の図のxabcを用いてあらわせ。


mondai-07-01.jpg

【解】

外角定理より

  



問題2 線分AB上に点Cをとり、正三角形ACDCDEをかき、AEBDを結ぶ。

ACE≡△DCBであることを証明せよ。


mondai-07-02.jpg

【解】

  AC=DC

  CE=CB

  ∠ACE=∠DCB (∵ ∠ACE=∠ACD+∠DCE=∠DCE+∠CBE=∠DCB

よって、

  △ACE≡△DCB

ちなみに、△ACDと△CDEは正三角形なので、∠ACD=∠CBE=60°


問題3

平行四辺形辺BCの延長上の点をEとし、∠DCEと∠CDEの二等分線が辺ADまたはその延長上で交わるてんをそれぞれFGとする。DF=DGであることを証明せよ。


mondai-07-03.jpg

【解】

仮定より、

BCF=∠FCD

また、BCADは平行なので

  ∠DFC=∠BCF=∠FCD

よって、△DFCは二等辺三角形で

  DF=DC  ①

同様に、

  ∠DCG=∠CGD

よって、

  DC=DG  ②

①、②より

  DF=DG


問題4

AB=ACである二等辺三角形ABCで、AC上に点をとると、AD=DB=BCであった。

(1) BDは∠Bの二等分線であることを証明せよ。

(2) ∠Aの大きさを求めよ。


mondai-07-04.jpg

【解】

(1) a=∠Aとする。

AD=DBなので△DBAは二等辺三角形で、

  ∠DBA=∠A=a

外角定理より

  ∠CDB=2a

また、DB=DCなので

  ∠C=∠CDB=2a

さらに、AB=ACなので

  ∠B=∠C=2a

よって、BDは∠Bの二等分線である。


(2) ∠A+∠B+∠C=a+2a+2a=5a=180°

よって、

  ∠A=a=36°



問題5

平行四辺形ABCDの∠Dの二等分線と辺ABBCまたはその延長との交点EFとする。


mondai-07-06.jpg

(1) ∠AED=30°ならば、∠ABCは何度か。

(2) AE=BCであることを示せ。

【解】

(1) AEDCは平行であり、錯角は等しいから

  

平行四辺形の対角は等しいので

  ∠ABC=∠D=60°


(2) ∠E=∠ADE

よって

  AE=AD=BC


問題はここまでなのですが、これで終ったら、ちょっとつまらないな。

(3) AD=9FC=6のとき、ABの長さを求めよ。

答えは6だにゃ。



タグ:初等幾何

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