ワンポイントゼミ1 定積分と面積 [ネコ騙し数学]
ワンポイントゼミ1
問題 放物線がある。次の問いに答えよ。
(1) x=1における、この放物線の接線の方程式を求めよ。(2) 放物線と(1)で求めたこの放物線の接線と、x軸、y軸で囲まれた斜線で示された領域の面積を求めよ。
y=f(x)のx=aにおける接線の方程式は
y'=f’(x)=−xだから、x=1における接線の方程式は
これが(1)の答えになる。
これから、接線の方程式とx軸との交点Aのx座標(x切片)は5/2、y軸との交点Bのy座標(y切片)も5/2であることがわかる。
求める斜線部の面積は、△OABの面積からピンク色で示された領域の面積を引いたもの。
△OABの面積はピンク色の領域の面積は
したがって、求める面積は
このように計算をしてもよい。
もちろん、として求めてもよい。
体積の問題1 [ネコ騙し数学]
体積の問題1
回転体の体積
(1) 曲線y=f(x)(a≦x≦b)をx軸のまわりに回転したとき(2) 曲線x=g(y)(c≦y≦d)をy軸のまわりに回転したとき
問題1 曲線y²=3−xと直線x=2とで囲まれた部分を、x軸のまわりに回転してできる図形の体積を求めよ。
y²=3−xとx=2の交点のy座標は
求める体積Vは、
とすると、
(解答終わり)
なお、上の計算では、y⁴−6y²+5が偶関数だから
を使っている。
問題2 図は半径1の半円で、弦AP、AQの直径ABとなす角はそれぞれ30°、60°である。弦AP、AQと弧BPを囲む部分を直径ABのまわりに1回転してできる立体の体積を求めよ。
【解】
また、直線APと直線AQの方程式は
よって、求める体積Vは
(解答終わり)
問題3 次の曲線をy軸のまわりに回転してできる立体の体積を求めよ。
【解】
求める体積Vは
とすると、曲線x₁をy軸周りに回転してできる立体の体積から曲線x₂をy軸まわりに回転してできる立体の体積を引いたものと等しい。
(解答終わり)
問題4 曲線y=2x−x²と直線y=−xとで囲まれた部分をx軸のまわりに回転してできる回転体の体積を求めよ。
【解】y=2x−x²とx=1とx軸とで囲まれた部分をx軸のまわりに回転してできる立体の体積をV₁(図中の灰色の部分)、y=−xとx=1、x=3とx軸で囲まれた部分をx軸まわりに回転してできる立体の体積をV₂(ピンクの部分)、y=2x−x²とx=2、x=3とx軸で囲まれた部分をx軸まわりに回転してできる立体の体積をV₃(斜線部)とする。
求める体積Vはである。
したがって、
(解答終わり)
何でも、微分積分を使えばいいというものではない [ネコ騙し数学]
何でも、微分積分を使えばいいというものではない
問題
図中には、直線ABと4分円C、x軸、y軸とで囲まれた領域を斜線で示してある。
(1) 斜線部の面積を求めよ。(2) 斜線部をx軸のまわりに回転させてできる立体の体積を求めよ。
ねこ騙し数学では、現在、微分積分の問題演習をやっているので、おそらく、多くの人はこの問題を微分積分を使ってとこうとするに違いない。
しかし、それは、まさしく、「牛刀をもって鶏を割く」である。この問題は、微分積分を使わず中学3年生程度の数学の知識だけで簡単に解けてしまう問題であって、そもそも、微分積分を使う必要がないのだ。
積分を使って解こうとすると、
よって、Aのx座標は4。
したがって、求めるべき面積は
という積分の計算をしなければならなくなる。
を求めるためには、三角関数の微分、置換積分の知識が必要で、現在やっている問題演習の範囲を逸脱してしまう。
もっとも、この積分は半径2の4分円の面積になるので、π×2²÷4=πになることがすぐにわかる。
このような図形的な解答をするのであるならば、
①より、Bのy座標は4/√3だから、よって、求めるべき面積は
こうすれば、
先に述べたように、積分の計算は一切、不要である。
いやいや、最初から、次のように解くべきだ。
求めるべき面積は、△OABの面積から半径2の4分円の面積を引いたもの。
点Pの座標は(1,√3)だから、接線ABの方程式はよって、Aのx座標は4、Bのy座標は4/√3。
したがって、
点Pの座標は
点Pにおける接線の方程式①を求めるにあたって、
円:x²+y²=r²の円周上の点(x₀,y₀)における接線の方程式は
を使っている。
実は、この問題、接線の方程式すら求める必要がない。
∠OAP=30°だから、
また、
(2)は、積分を使うと、
この計算をすれば、答えが出てくる。
しかし、この問題も図形的な考察から、次のように簡単に解けてしまいます。
求めるべき体積は、△ABOをx軸のまわりに回転してできる円すいの体積から半径2の4分円をx軸のまわりにできる半球の体積を引いたもの。したがって、
体積 [ネコ騙し数学]
体積
§1 一般の立体の体積
立体をx軸に垂直な平面で切ったときの断面積がxの関数S(x)であるとき、この立体のx=aとx=bとの間の体積Vはである。
例 底面積A、高さhの角すいの体積
角すいの頂点を原点Oに、Oから底面におろした垂線をx軸にとる。すると、x軸に垂直な平面が角すいを切り取る断面積S(x)はしたがって、
問題1 底面の半径がaであるような直円柱がある。底面の直径を通り、底面と45°の角をなす平面でこの直円直円柱を切り、この平面と底面および側面で囲まれた立体を作る。この立体の体積を求めよ。
【解】底面の中心をOとし、底面の直径をx軸にとる。
x座標がxである点をとおりx軸に垂直な平面によって切り取られる立体の断面は、直角2等辺三角形で、その断面積S(x)はしたがって、求める体積は
(解答終わり)
§2 回転体の体積
(1) 曲線y=f(x)(a≦x≦b)とx軸とで囲まれた部分をx軸のまわりで回転してできる立体の体積
(2) 曲線x=g(y)(c≦y≦d)とy軸とで囲まれた部分をy軸のまわりで回転してっできる立体の体積は
問題2 曲線y=1−x²とx軸で囲まれた図形が、x軸のまわりを回転してできる立体の体積をV₁、y軸のまわりを回転してできる立体の体積をV₂を求めよ。
【解】回転させる図形は次の通り。
したがって、x軸のまわりで回転させて得られる図形の体積V₁は
y軸のまわりで回転させて得られる図形の体積V₂は
(解答終わり)
(3) 2つの曲線y=f(x)、y=g(x)(f(x)≧g(x)≧0,
a≦x≦b)で囲まれた部分をx軸のまわりに回転してできる回転体の体積Vは
問題3 放物線y=x²−4x+5と直線y=2xとで囲まれた図形をx軸のまわりに回転してできる立体の体積を求めよ。
【解】y=x²−4x+5とy=2xの交点のx座標は、x=1、x=5。
(解答終わり)
定積分と面積の問題2 [ネコ騙し数学]
定積分と面積の問題2
問題1 放物線y=x²上の任意の2点P、Qにおける接線の交点をRとするとき、P、Qの位置に関係なく、放物線は△PQRの面積を2:1に分けることを示せ。
【解】P(a,a²)、Q(b,b²)とすると、P、Qにおける接線の方程式は
よって、交点Rは
直線PQの方程式は
△PQRの面積Sは
直線PQと放物線y=x²で囲まれた図形の面積S₁は
放物線y=x²と2つの接線とで囲まれた図形の面積をS₂とすると
よって、S₁:S₂=1:2で、放物線は△PQRの面積を2:1に分ける。
(解答終わり)
△PARの面積は、PQの中点をMとすると
になるので、線分RMの長さは
△MQRの高さQHは
で、
同様に、
したがって、
と、積分をすることなく簡単に求めることができる。
積分でこの面積を求めるのならば、
を計算すればよい。
また、の計算では、
という公式(?)を用いている。
問題2 直線y=xと放物線y=x²−xとが囲む面積がy=ax(a>0)で2等分されるようにaの値を定めよ。
【解】
直線y=xと放物線y=x²−xとが囲む面積Sは
y=axと放物線y=x²−xの交点のx座標を求めると、
だから、y=axと放物線y=x²−xが囲む面積S₁
条件より2S₁=Sだから
(解答終わり)
問題3 2つの放物線y=x²、y=(x−1)²+2aがある。
(1) これらの共通接線の方程式とその接点の座標を求めよ。(2) これら2つの放物線と共通接線とで囲まれる部分の面積を求めよ。
【解】
これが放物線y=(x−1)²+2aと接する。
よって、次の2次方程式
は重根をもつ。この2次方程式の判別式をDとすると
a=αのとき
よって、共通接線は
接点は、(a,a²)、(a+1,a²+2a)である。
(2) 放物線y=x²、y=(x−1)²+2aの交点のx座標を求めると、x=a+1/2だから、求める面積は
(解答終わり)
問題4 0≦a≦2のとき、y=x²(x−2)とy=ax(x−2)とで囲まれる部分の面積の最大値と最小値を求めよ。
【解】
2つの曲線の交点のx座標は
よって、x=0,a,2である。
面積S(a)とすると
よって
0≦a≦2では、
だから、S(a)の増減表は
a | 0 | … | 1 | … | 2 |
S'(a) |
| − | 0 | + |
|
S(a) | 4/3 | 減少 | 1/2 | 増加 | 4/3 |
よって、
a=1/2のとき最小で最小値は1/2
a=0、2のとき最大で最大値は4/3(解答終わり)
接線の方程式ミニ(おさらい) [ネコ騙し数学]
接線の方程式ミニ(おさらい)
定積分を使った曲線y=f(x)が囲む領域の面積・体積を求める問題に多数、その曲線y=f(x)の接線絡みの問題が多数出てきますが、
曲線y=f(x)の、この曲線上の点P(a,f(a))における接線の方程式がであることをよもや忘れていませんよね。
このことを知っていることを前提で話をしているので、これを知らないと、何をやっているかわからなくなってしまう。
例えば、放物線y=f(x)=x²の点P(1,1)における接線の方程式は、y'=f'(x)=2xだから、x=1における微分係数(これは接線の傾き)f'(1)=2×1=2。
したがって、接線の方程式はになる。
逆に、y=f(x)=x²に接する点A(0,−1)を通過する直線の方程式を求めるには、次のように解けばいい。
【解】接点を(a,a²)とすると、接線の方程式は
この直線が点(0,−1)を通るから
したがって、接点は(−1,1)と(1,1)で、その点における接線の方程式は、②より
である。
(解答終わり)
微分法を使えば上のような解答になるけれど、f(x)が2次関数の場合は次のように解くこともできる。
【別解】
求める接線は点A(0,−1)を通るので、その傾きをmとすると③とy=x²の共有点(この場合は接点)のx座標は
の解である。
接点だから、④の解は重複解(重解)でなければならない。
したがって、④の判別式をDとすると、D=0③より、求めるべき接線の方程式は
接点のx座標は、④より、
m=−1のとき
このときのy座標は
したがって、接点は(−1,1)。
m=1のときは、同様に、(1,1)。
(解答終わり)定積分と面積の問題1 [ネコ騙し数学]
定積分と面積の問題1
問題1 曲線y=x³−4xと、その上の1点(1,−3)における接線とが囲む図形の面積を求めよ。
【解】y'=3x²−4だから、点(1,−3)における接線の方程式は
y=x³−4xとy=−x−2との交点を求める。
よって、求める面積は
(解答終わり)
問題2 3次関数f(x)がある。f(x)はx=−1およびx=2で極大または極小となり、曲線y=f(x)上の点(0,1)における接線の方程式は3x−2y+2=0である。この曲線と接線で囲まれる図形の面積を求めよ。
【解】3次関数f(x)はx=−1とx=2で極値を取るので
よって、
この曲線は点(0,1)を通るので
また、点(0,1)における接線は3x−2y+2=0で、接線の傾きが3/2だから
y=f(x)と3x−2y+2=0の交点のx座標はx=0,3/2だから
(解答終わり)
問題3 放物線y=x²+x+1と、原点からこの放物線に引いた2本の接線とで囲まれる部分の面積を求めよ。
【解】原点から放物線に引いて接点を(a,a²+a+1)とすると、接線の方程式は
原点を通るので
よって、接線の方程式は、y=2x、y=−x。
したがって、求める面積Sは
(解答終わり)
問題4 (1) y=x³に3本の接線が引けるP(a,b)の存在する範囲を図示せよ。
(2) (1)で求めた範囲でx²+y²≦2を満たす部分の面積を求めよ。【解】
(1) 接点を(t,t³)とすると、接線の方程式は点P(a,b)を通るので
f(t)=2t³−3at²+bとおくと
よって、f(t)はt=0、t=aで極値をもつ。
f(t)=0が3つの実根をもつ条件は極大値×極小値<0だから
P(a,b)の存在領域は次のとおり。
(y=x³とx軸は含まない)。
(2) 求める面積は、図に示す扇型OABの面積から灰色の面積を引いたものを2倍したもの。
灰色の部分の面積は
扇型OABの面積はπ/4だから、
求める面積は
偶関数と奇関数の積分 [ネコ騙し数学]
偶関数と奇関数の積分
偶関数とは、f(−x)=f(x)が成立する関数のことで、y軸に関して対称な関数。
だから、
が成立する。
たとえば、f(x)=x²がその代表的な例であり、
になる。
対して奇関数は、f(−x)=f(x)である関数のことで、これは原点に関して対称である。
である。
f(x)=x³がその代表的な例で、
となる。
このことは、上の図を見れば、幾何学的に明らか。
0≦x≦aでf(x)≧0であるとき、図の中で青で塗られている部分の面積S₁は
赤の部分の面積S₂は
赤で示されている領域は、青で示されている領域を原点を中心にして180°回転させたものだからS₂=S₁で、それゆえに
である。
ということで、例えば、f(x)=x⁴+x³+x²+x+1の場合、
g(x)=x⁴+x²+1、h(x)=x³+xとすると、g(−x)=g(x)だから偶関数、そして、h(−x)=−h(x)だから奇関数。
したがって、
となるので、
と、関数の偶奇性を使って、定積分の計算の省力化をはかることができる。
今やっているのは整関数だけれども、この性質は一般に成立する。
たとえば、という関数があるとする。
これは図から明らかなように、奇関数なので、計算をするまでもなく、
であることがわかる。
(定)積分では、この性質をよく使うので、知っておくと何かと重宝する。
定積分と面積 [ネコ騙し数学]
定積分と面積
§1 定積分と面積
閉区間[a,b]で関数f(x)が連続、かつ、f(x)≧0であるとする。このとき、曲線y=f(x)とx軸およびx=a、x=bで囲まれた図形の面積をSとするとき、である。
閉区間[a,b]内の任意の点xをとり、区間[a,x]で曲線とx軸とで囲まれた部分の面積をS(x)とすると、S(x)はxに応じて定まる関数である。
xの増分をΔxに対するS(x)の増分をΔSとすれば、
Δx>0のとき、
Δx<0のとき
である。閉区間[x,s+Δx]のf(x)の最大値、最小値をM、mとする。
Δx>0のとき
Δx<0のとき
であるから、Δxの正負にかかわらず
である。
f(x)は連続だから、Δx→0のとき、m→f(x)、M→f(x)。
したがって、よって、S(x)はf(x)の不定積分の一つである。
f(x)の不定積分の一つをF(x)とすると、
S(a)=0だから
したがって、
である。
[a,b]で囲まれた面積SはS(b)に等しい。
これを関数f(x)のaからbまでの定積分といい、
であらわし、a、bをそれぞれこの積分の下端、上端という。
問 次のことを証明せよ。
(1) f(x)が偶関数ならば(2) f(x)が奇関数ならば
【解】
(1) f(x)が偶関数ならば、f(−x)=f(x)で、y=f(x)のグラフはy軸に関して対称。
したがって、よって、
(2) f(x)が奇関数であるならば、f(−x)=−f(x)で、y=f(x)のグラフは原点に関して対称。
よってしたがって、
(解答終わり)
§2 平面図形の面積
(1) 曲線とx軸とで囲む面積f(x)は閉区間[a,b]で連続、かつ、f(x)≧0であるとき、y=f(x)とx軸、x=a、x=bで囲まれた面積Sは
である。
[a,b]でf(x)≦0のとき、曲線y=f(x)とx軸、x=a、x=bで囲まれた面積Sは、y=f(x)とx軸に関して対称なy=−f(x)とx軸、x=a、x=bで囲まれた面積に囲まれ面積に等しいから
また、[a,c]でf(x)≧0、[c,b]でf(x)≦0のとき
以上をまとめて
である。
問 曲線y=x³−2x²−x+2とx軸とで囲まれた面積を求めよ。
【解】したがって、この曲線のグラフは次のようになる。
(解答終わり)
求める面積は
ではなく、
であることに注意!!
また、偶関数・奇関数の積分の性質を使って
とすると、計算がすこし楽になる。
(2) 2つの曲線の囲む面積
2つの曲線y=f(x)、y=g(x)と直線x=a、x=bで囲まれた面積は、[a,b]でf(x)≧g(x)のとき、
問 2つの曲線y=(x−1)³とy=x²−1によって囲まれた2つの部分の面積を求めよ。
【解】2曲線の概形は次のとおり。y=(x−1)³とy=x²−1との交点のx座標を求める。
0≦x≦1では、y=(x−1)³≧y=x²−1
1≦x≦2では、y=x²−1≧y=(x−1)³
よって、求める面積Sは
(解答終わり)
数列の問題 [ネコ騙し数学]
数列の問題
問題 nを2より大きな自然数とする。
(1) が成り立つことを用いて、
であることを証明せよ。
(2) さらに
であることを証明せよ。
この問題は、実際に大学入試の問題として出題されたもの。
この問題の(1)はともかく、(2)はしびれてしまう。入試問題としては適切だとは思わないが、この問題は非常に興味深い問題だと思う。
というわけで、解いてみることにする。
【解】
(1) nが2より大きな自然数だからよって
上の式の右辺は初項1、公比1/2の等比数列の1〜n項までの和だから
したがって、
(2) nが2より大きい自然数だから
よって、
また、
①に代入すると
(解答終わり)
この問題を真似すると、
したがって、
よって、
である。
とすると、この数列(級数)はnの単調増加で、かつ、任意のnについて
が成立し、有界で、この数列は収束する。この極限をSとおく、つまり、
とおく。
ところで、マクローリン展開のところで
をやった。
x=1を⑨に代入すると
となり、
である。
だから、
という近似値は、結構、いい近似であることがわかる。
さらに、nが4以上のとき
を利用すると、
となり、Sと小数第4位まで一致する。
参考として、ねこ騙し数学の微分・積分の第14回ネイピア数の記事をあげておく。
http://nekodamashi-math.blog.so-net.ne.jp/2015-03-05