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定積分の部分積分法 [ネコ騙し数学]

定積分の部分積分法


f(x)g(x)が閉区間[a,b]で連続な導関数を有するものとすると

  

したがって、

  

特に、g(x)=xのとき、g'(x)=1だから

  

である。

 


問題1 次の不定積分の値を求めよ。

【解】

(1)

  
tsb-f-01.png



(2)

  

tsb-f-02.png

(3)
  

と考え、

  


(4)

  

(解答終了)

 


問題2 次の定積分の値を求めよ。

  

【解】

(1)

  
tsb-f-03.png


(2)

  
tsb-f-04.png


tsb-f-05.png(3) √x=tとおくt、x=t²dx=2tdt。また、x=0のときt=0x=1のときt=1

したがって、

  

(解答終了)

この問題2のように、数回、部分積分をしたり、置換積分と部分積分を組み合わせて、定積分の値を求める場合がある。



問題3 次の定積分を求めよ。

  

【解】
  

(解答終了)

 


  

とし、上の計算の途中で

  

とする。

そして、

  

①に②を代入すると

  

この結果を②に代入すると、

  

と、この2つを同時に求めることができる。

タグ:微分積分

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