第2回 三角比2 [ネコ騙し数学]
第2回 三角比2
前回やった三角比の応用として、三角比を使って幾何的な問題をいくつか解くことにするにゃ。
問題1 A=∠R(直角)の直角三角形ABCにおいて、頂点Aから斜辺BCにおろした垂線の足をDとするとき、ADを辺BC(=a)と∠Cであらわせ。
△ABCで
また、△ADCで
①を②に代入して、
【別解】
△ABCで
また、△ABDで
よって、
問題2 下の図を用いて、tan22.5°、tan67.5°を求めよ。
【解】
線分BC上に、∠ABC=∠DAB=22.5°となるような点Dをとる。そうすると、三角形ABDはBD=DAの二等辺三角形になる。
このとき、∠ADB=45°になり、三角形ADCはDC=CA=aの直角二等辺三角形。三平方の定理を使うと、ADの長さは
よって、BD=AD=√2a。
また、tan66.5°は
問題にはないけれど、三角形ABCは直角三角形なので、三平方の定理が成り立ち、
これから、ABの値が求まる。
だから、sin22.5°、cos22.5°の値が求まるにゃ。
また、前回やった
から、cos22.5°、そして、sin22.5°の値が順に求められる。
この計算をして、同じ値になることを確かめて欲しいにゃ。
問題3 次の図のように、観測者の目の点Eから木の頂上を見上げたら、∠AEC=45°、また点Eから木の根元Bを見下ろしたら、∠CEB=30°で、EからBまでの距離は3mであった。木の高さBAを求めよ。
【解】
△EBCに注目!!
だね。
また、
△ECAは、∠ECA=∠R、CE=CAの直角三角形だから、
よって、
【別解】
頭は飾りじゃないケロよ。少しは頭を使うべきだと思うケロ。
タグ:三角関数
2016-05-02 12:00
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