ねこ騙し数学 逆像の付け足し [ネコ騙し数学]
ねこ騙し数学 逆像の付け足し
f:R→Rの写像fを
とするケロ。
すると、f(R)=[0,∞) (0≦x<∞)
になるケロ。
このことは納得いただけるでしょう。
で、なんですが、
ですね。
すると、[-2,-1]、つまり(-2≦x≦-1)のfによる逆像なんてものも定義できてしまう。
もちろん、が負の値を持つことないので、
「このような逆像は存在しない」としたいところなのですが、
とするんだケロ。
は、要素を持たない集合、つまり、空集合というやつです。
あと、数学の集合論では、空集合の補集合は全体集合Xと定義するんです。
と定義する。
こうしないと、理論的整合性がなくなってしまうので、こういうふうに定義するんだケロ。
言っておくけど、これは定義や公理と呼ばれるものだからね。
だ・か・ら、
「何故、こうなるのか?」
と質問してはいけない。
この質問の答えとして帰ってくるのは、決まって
「定義です」
の一言だケロ(^^)
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