広義積分の収束に関する解答例 [ネコ騙し数学]
質問の解答例
問1 次の広義積分は収束するか、収束しないかを判定せよ。
【解答】
t>0とする。
よって、発散する。
(解答終了)
【別解】
閉区間[0,1]では連続だから右辺第1項の積分は通常の積分。だから、右辺第2項の収束性について考えればよい。
1≦xのとき、1≦x⁴だからそして、
したがって、
は発散し、
も発散する。
【別解終了】
また、
の収束性に関しては、上記の別解の手法を真似て、次のように解けばよい。
【解答例】
x≧1では
そして、
よって、
は収束し、
は収束する。
(解答終了)
問2 次の広義積分は収束するか、収束しないか、このことを示せ。
【解答例】
x≧eのとき
そして、
したがって、
は発散する。
(解答終了)
は、t=1+x⁴とおいて置換積分すれば出てきます。
はt=logxとおいて置換積分すればよい。
また、右辺を微分し、左辺の被積分関数と一致することを示してもよい。
2017-02-02 22:00
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