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隣接3項の漸化式 [ネコ騙し数学]
ねこ騙し数学 隣接3項の漸化式
隣接する参考の漸化式の一般項を求める方法についての話をしますにゃ。
例題 数列が次の関係で与えられるとき、
をnの式で表わすケロ。
【解】
よって、
また、①より
よって、
②式を③式で引くと
こんなふうに解きますにゃ。
あるいは、②式の結果を使って
これらをすべて足すと、
と求めることも出来るにゃ。
ここでは、等比級数の和の公式
を使っているにゃ。 a = 2 ,r = 2, m = n – 1 とすると、こうなることがわかるケロ。
ちなみに、
で、例題を一般的に書くと、
のとき、この漸化式は
になるので、
上の式を下の式で引くと
β – α ≠ 0 ならば、両辺をβ – αで割って、
で、α = β のときは、
になるので、
になるんだケロ。
じゃあ、どうやって、このαとβを求めればいいかというと、
を
として、この2次方程式を解けばいいんだけろ。
たとえば、例題は
なので、
という二次方程式にして、
になる。ちゃんと、なっているだろ?
じゃあ、この問題を解いてくんな。
問題1
【答】
であるとすれば、この数列の極限
になるわな~。
フィボナッチ数列
問題2
(1)数列 1, 2, 3, 5, 8, 13, 21, 34, ・・・ はどんな規則でできているか。その規則を式で表わせ。
(2)上の数列の第n項を第n+1 項で割ったものをとおくとき、
を求めよ。
【答】
(1) 3 = 2 + 1
5 = 3 + 2
8 = 5 + 3
という関係があるので、
つまり、これはフィボナッチ数列!!
(2)
これをジッと見る。
で、ネムネコ、閃く!!
で、
だから、
そして、
として、上の式からαを引くと
α > 0だから0 < 1/(1+α) < 1となり、
n → ∞のとき
よって、
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