定積分と面積の問題1 [ネコ騙し数学]
定積分と面積の問題1
問題1 曲線y=x³−4xと、その上の1点(1,−3)における接線とが囲む図形の面積を求めよ。
【解】y'=3x²−4だから、点(1,−3)における接線の方程式は
y=x³−4xとy=−x−2との交点を求める。
よって、求める面積は
(解答終わり)
問題2 3次関数f(x)がある。f(x)はx=−1およびx=2で極大または極小となり、曲線y=f(x)上の点(0,1)における接線の方程式は3x−2y+2=0である。この曲線と接線で囲まれる図形の面積を求めよ。
【解】3次関数f(x)はx=−1とx=2で極値を取るので
よって、
この曲線は点(0,1)を通るので
また、点(0,1)における接線は3x−2y+2=0で、接線の傾きが3/2だから
y=f(x)と3x−2y+2=0の交点のx座標はx=0,3/2だから
(解答終わり)
問題3 放物線y=x²+x+1と、原点からこの放物線に引いた2本の接線とで囲まれる部分の面積を求めよ。
【解】原点から放物線に引いて接点を(a,a²+a+1)とすると、接線の方程式は
原点を通るので
よって、接線の方程式は、y=2x、y=−x。
したがって、求める面積Sは
(解答終わり)
問題4 (1) y=x³に3本の接線が引けるP(a,b)の存在する範囲を図示せよ。
(2) (1)で求めた範囲でx²+y²≦2を満たす部分の面積を求めよ。【解】
(1) 接点を(t,t³)とすると、接線の方程式は点P(a,b)を通るので
f(t)=2t³−3at²+bとおくと
よって、f(t)はt=0、t=aで極値をもつ。
f(t)=0が3つの実根をもつ条件は極大値×極小値<0だから
P(a,b)の存在領域は次のとおり。
(y=x³とx軸は含まない)。
(2) 求める面積は、図に示す扇型OABの面積から灰色の面積を引いたものを2倍したもの。
灰色の部分の面積は
扇型OABの面積はπ/4だから、
求める面積は
タグ:微分積分
2016-08-24 12:08
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