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定積分と面積の問題1 [ネコ騙し数学]

定積分と面積の問題1


問題1 曲線y=x³−4xと、その上の1点(1,−3)における接線とが囲む図形の面積を求めよ。

【解】

graph-070.png

y'=3x²−4だから、点(1,−3)における接線の方程式は

  

y=x³−4xy=−x−2との交点を求める。

  

よって、求める面積は

  

(解答終わり)

 


問題2 3次関数f(x)がある。f(x)x=−1およびx=2で極大または極小となり、曲線y=f(x)上の点(0,1)における接線の方程式は3x−2y+2=0である。この曲線と接線で囲まれる図形の面積を求めよ。

【解】

graph-071.png

3次関数f(x)x=−1x=2で極値を取るので

  

よって、

  

この曲線は点(0,1)を通るので

  

また、点(0,1)における接線は3x−2y+2=0で、接線の傾きが3/2だから

  

y=f(x)3x−2y+2=0の交点のx座標はx=0,3/2だから

  

(解答終わり)

 


問題3 放物線y=x²+x+1と、原点からこの放物線に引いた2本の接線とで囲まれる部分の面積を求めよ。

【解】

graph-072.png

原点から放物線に引いて接点を(a,a²+a+1)とすると、接線の方程式は

  

原点を通るので

  

よって、接線の方程式は、y=2xy=−x

したがって、求める面積S

  

(解答終わり)

 


問題4 (1) y=x³に3本の接線が引けるP(a,b)の存在する範囲を図示せよ。

(2) (1)で求めた範囲でx²+y²≦2を満たす部分の面積を求めよ。

【解】

(1) 接点を(t,t³)とすると、接線の方程式は

  

P(a,b)を通るので

  

f(t)=2t³−3at²+bとおくと

  

よって、f(t)t=0t=aで極値をもつ。

f(t)=0が3つの実根をもつ条件は極大値×極小値<0だから

  

P(a,b)の存在領域は次のとおり。

graph-073.png
y=x³x軸は含まない)。

(2) 求める面積は、図に示す扇型OABの面積から灰色の面積を引いたものを2倍したもの。


graph-074.png

灰色の部分の面積は

  

扇型OABの面積はπ/4だから、

求める面積は
  


タグ:微分積分
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