体積の問題2 [ネコ騙し数学]
体積の問題2
問題1 異なる2つの放物線y=x²、y=(1−a²)x²+aが交わるとき、これらで囲まれる図形をy軸のまわりに回転してできる回転体の体積は、aの値にかかわらず一定であることを証明せよ。ただし、a>0とする。
【解】異なる2つの放物線の交点のx座標は
交点のy座標はy=1/a。
(1) 0<a<1のとき、体積Vは
(2) a>1のとき
よって、体積Vはaの値にかかわらず一定で、その値はπ/2である。
(解答終わり)問題2 曲線y=√xと直線y=mxとで囲まれる図形をx軸のまわりに回転してできる立体とy軸のまわりに回転できる立体とが同じ体積になるようにmの値を定めよ。
y=√xとy=mxの交点のx座標は交点は(0,0)、(1/m²,m)。
だから
(解答終わり)
問題2 図のように、AC=1、BC=3とし、DEはA、Bを中心とし点Cで外接する2円の共通接線である。∠ABE=60°であることを示し、斜線をつけた部分CDEをABのまわりに回転して得られる立体の体積を求めよ。
【解】
Cを原点Oにとり、Aを(−1,0)、Bを(3,0)にとる。
Aから直径BEに垂線をおろし、垂線の足をHとする。
四角形ADEHは長方形。
よって、
AD=4だから
Eのx座標は
Dのx座標は
Dのy座標は
直線の傾きは
したがって、直線DEの方程式は
以上のことより、求めるべき体積Vは
(解答終わり)
タグ:微分積分
2016-08-28 14:00
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