SSブログ

体積の問題2 [ネコ騙し数学]

体積の問題2


問題1 異なる2つの放物線y=x²y=(1−a²)x²+aが交わるとき、これらで囲まれる図形をy軸のまわりに回転してできる回転体の体積は、aの値にかかわらず一定であることを証明せよ。ただし、a>0とする。

【解】

異なる2つの放物線の交点のx座標は

  

交点のy座標はy=1/a

(1) 0<a<1のとき、体積V

  


graph-092.png


(2) a>1のとき

  

graph-093.png


よって、体積Vaの値にかかわらず一定で、その値はπ/2である。

(解答終わり)


問題2 曲線y=√xと直線y=mxとで囲まれる図形をx軸のまわりに回転してできる立体y軸のまわりに回転できる立体とが同じ体積になるようにmの値を定めよ。

【解】

graph-090.png

y=√xy=mxの交点のx座標は

  

交点は(0,0)(1/m²,m)

  

だから

  

(解答終わり)


問題2 図のように、AC=1BC=3とし、DEABを中心とし点Cで外接する2円の共通接線である。∠ABE=60°であることを示し、斜線をつけた部分CDEABのまわりに回転して得られる立体の体積を求めよ。


graph-091.png

【解】

Cを原点Oにとり、A(−1,0)B(3,0)にとる。
A
から直径BEに垂線をおろし、垂線の足をHとする。
四角形ADEHは長方形。

したがって、EH=AD=1

よって、

  

AD=4だから

  

Ex座標は

  

Dx座標は

  

Dy座標は

  

直線の傾きは

  

したがって、直線DEの方程式は

  

以上のことより、求めるべき体積V

  


(解答終わり)


タグ:微分積分
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。