ワンポイントゼミ7 [ネコ騙し数学]
ワンポイントゼミ7
n次の整式、多項式は
と展開できる。
なお、
は、f(x)を1回、2回、3回…、n回微分して得られる導関数である。
たとえば、f(x)=x³という関数の場合、
である。
問
となるように、係数a、b、c、dを定めよ。
になるので、これを代入し、
とし、これを左辺と右辺の係数を比較し、a、b、c、dの4元連立方程式――この場合、a=1、d=1がすぐにでてくるので、実質、2元連立方程式――を解いてもよい。
しかし、微分を使えば、次のように解くことができる。
【解】
とすると、
微分すると、
f'(x)を微分すると、
f''(x)をさらに微分すると、
したがって、
a=1、b=3、c=3、d=1である。
(解答終わり)この方法を用いれば、
といった展開も簡単に、機械的に、求めることができる。
そして、この答えは
である。
ただし、
タグ:微分積分
2016-09-05 00:53
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