一つ質問!! 凸関数の逆関数は凹関数ケロか? [ネコ騙し数学]
凸関数の逆関数は凹関数?
問 y=√xがある。次の問いに答えよ。
(1) y=√xの定義域を答えよ。(2) y=√xの値域を求めよ。
(3) y=√xの逆関数を求めよ。この問題の答えは、
(1) 0≦x(<+∞)(2) 0≦y(<+∞)
(3) x=y² (0≦y) あるいは y=x² (0≦x)「(3)の答えを、単に、x=y²、y=x²とするのは致命的な間違い。
何故だろうか?」「高校のとき、y=f(x)の逆関数はy=xに関して対称と習った。だから、0≦xでなければならない。」
「なるほど、そうですか。だから、y=√xのyとxを入れ換えて、
x=√yこれを2乗すると
x²=y∴ y=x²
と、y=√xの逆関数を求めるわけですね。」・・・
「それはそれとして、この図を見ると、y=√xは上に凸の関数であり、その逆関数であるy=x²(0≦x)は下に凸(上に凹)ですね。同じく、上に凸の関数であるy=logxの逆関数は下に凸な(上に凹な)関数。
したがって、
上にに凸な関数の逆関数は上に凸な関数である。
逆に、下に凸な(上に凹な)関数の逆関数は上に凸な関数である。
これは正しいですか?」
「これは間違い。反例として、次の図をあげる。y=−x²は上に凸であるが、の逆関数x=−y²上の点Pにおける接線は曲線の上にあり、y>0で上に凸。したがって、下に凸(上に凹)になっていない。」
「ほ〜、そうですか。ところで、ひとつ質問しますが、確かに,x=−y²はy=xに関してy=−x²と対称ですけれど、これってy=−x²の逆関数ですか。そもそも、y=−x²に逆関数は存在するんですか?」
へっ、へっ、へっ、へっ。
コイツ、逆関数をまったく理解していない!!
と、⑨³ネコはあざ笑う(^^)
タグ:微分積分
2016-09-10 21:33
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