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ワンポイントゼミ11 ニュートン法 [ネコ騙し数学]

ワンポイントゼミ11 ニュートン法


問題 2次以上の整方程式f(x)=0の実数解の一つをαとする。

(1) 曲線y=f(x)上のx=a₁に対応する点P₁における接線がx軸と交わる点のx座標をa₂とするとき、次の式が成り立つことを示せ。

  

(2) α=a₁+hとおいて、f(a₁+h)の近似式を考えることにより①式で求められるa₂a₁よりもよい近似値であることを示せ。

(3) ①で求められるa₂に対して

  

この操作を順次繰り返して方程式の近似値を求める操作をニュートン法という。

①、②を用いて、x³+3x−5=0の近似解を小数点第3位まで求めよ。



newton-method-01.png


【解】

(1) P₁(a₁,f(a₁))における接線の方程式は

  

接線とx軸との交点の座標は(a₂,0)だから

  


(2) 1次の近似式は

  

f(α)=だから

  

h=α−a₁だから、

  

よって、a₂a₁よりよい近似解である。

(3) f(x)=x³+3x−5とすると、f'(x)=3x²+3

a₁=1とすると、f(1)=−1f'(1)=6だから

  

a₃の計算は皆さんにお任せします。

a₃≒1.154です。

(解答終わり)

 


タグ:微分積分
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