ベクトル 空間図形への応用 [ネコ騙し数学]
ベクトル 空間図形への応用
問題1 正四面体ABCDの辺AB、BC、CD、DAの中点をそれぞれP、Q、R、Sとするとき、次の問いに答えよ。
(1) AB⊥CD、AC⊥BD、AD⊥BC(2) PR⊥AB、PR⊥CD
【解】
とする。
正四面体の1辺の長さをaとすると、
また、△ABC、△ABD、△ACDは正三角形だから、∠BAC=∠BAD=∠CAD=60°。
(1)
同様に、AC⊥BD、AD⊥BC
(2) とする。
よって、
また、
よって、
問題2 立方体の3つの辺をOA、OB、OCとし、同一の平面上にない頂点をDとすると、ODは△ABCの平面に垂直であることを示せ。
【解】立方体の1辺の長さをaとし、O(0,0,0)、A(a,0,0)、B(0,a,0)、C(0,0,a)とする。さすれば、D(a,a,a)。
そうすると、
よって、
だから、ODと△ABCの平面は垂直である。
(解答終わり)座標を導入せず、次のように解いてもいい。
【別解】
立方体だから
また、
だから、
よって、OD⊥AB、OD⊥AC。
したがって、ODと△ABCの平面に垂直である。(解答終わり)
問題3 空間の3点A(2,0,0)、B(0,2,0)、C(0,0,1)がある。
(1) △ABCの面積を求めよ。(2) 原点Oから△ABCに垂線OHをひくとき、の向きの単位ベクトルを求めよ。
(3) △ABCの平面と△AOCのなす角の余弦を求めよ。【解】
(1)(2)
とする。
また、OH⊥CA、OH⊥CBだから
よって、
x≧0、y≧0、z≧0だから、
(3) △ABCの平面の単位垂直ベクトルは、△AOCの単位垂直ベクトルをとすると
この2つの平面のなす角をθとすると
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