この問題、解けるケロか? [ネコ騙し数学]
直径10cmの円の中に、同じ大きさの正方形が5つぴったりおさまっています。この正方形1つの面積は何c㎡ですか。?https://t.co/UP1IMrSYcf
— トイダス (@toidasnet) 2016年7月16日
簡単な問題なのだけれど、この記事の解法とは違う解き方で解いてみようじゃないか。
次の図のように対角線をABを引く。
∠ACB=90°だから、ABはこの円の直径(円周角の定理)。
、小さな正方形の1辺をaとすると、AC=a、BC=3a。
△ABCは∠C=90°の直角三角形なので、三平方の定理が成り立つ。
BC²+AC²=AB²
(3a)²+a²=10²
10a²=100
∴ a²=10
小さな正方形の面積はa²だから、答えは10cm²である。
如何でしょうか?
この他にも解法は思いつけれど、これが一番自然な考えだと思うにゃ。
ベクトル 空間ベクトルの内積2 [ネコ騙し数学]
ベクトル 空間ベクトルの内積2
問題1 空間中に3点A、B、Cが与えられている。ただし、この3点は1直線上にないものとする。原点Oからこの3点を通る平面におろした垂線の足をHとする。次の問いに答えよ。
(1) を証明せよ。
(2) A、B、Cの座標をそれぞれ(1,0,0)、(1,1,0)、(−1,2,1)とするとき、Hの座標を求めよ。
【解】
(1) Hは原点OからA、B、Cを通る平面におろした垂線だから、OH⊥AH。
同様に、OH⊥BH、OH⊥CHから
(2) Hの座標を(x,y,z)とする。
(1)より
よって
x=x+yよりy=0。
よって、
だから、
となり、
H(0,0,0)は解として不適なので、
(解答終わり)
うるさいことを言うと、求めたH(1/5,0,2/5)がA(1,0,0)、B(1,1,0)、C(−1,2,1)と同一平面にあることを示さないといけない。
A、B、Cの3点を通る平面の方程式をとすると、A(1,0,0)、B(1,1,0)、C(−1,2,1)を通るので
これから、この平面の方程式がx+2z=1であることが分かり、(1/5,0,2/5)がこの平面上にあることが示される。
しかし、ここまでするのであれば、次のように解答したほうがいい。
垂線OHは(1,0,2)に平行(※)。
点Hは垂線(x,y,z)=(t,0,2t)と平面x+2z=1の交点。よって、
Hは(1/5,0,2/5)である。
このように解答すれば、連立2次方程式を解かなくてすむし、面倒な議論をしなくてすむ。
(※) 平面π:ax+by+cz=dとは垂直!!
なぜならば、平面π上に(x,y,z)とは異なる点があるとすると
よって、平面πとは垂直。
問題2 Oを座標の原点とし、
とする。次の問いに答えよ。
(1) ∠ABC=θとして、cosθを求めよ。
(2) △ABCの面積を求めよ。【解答】
(1)よって
また、
よって、
(2) cosθ=1/2よりθ=60°。