中学数学 第2回 連立一次方程式 [ネコ騙し数学]
中学数学 第2回 連立一次方程式
連立方程式とは、方程式が2つ以上組み合わされたもの。次のように
のように、 未知数が2つの連立一次方程式を、連立2元一次方程式という。
連立2元一次方程式の一般形は、
になり、行列を使うと
と表される。
で、連立一次方程式の解法としては、代入法、加減法と呼ばれるものがある。
代入法の例
①をyについて解くと
これを②に代入すると、
x=2を③に代入すると、
よって、x=2、y=−1が解となる。
加減法の例
①と②をじっと見て、最初にどちらを消去したいか考える。この場合、どっちでも似たようなものなので、yを消去することにする。
yの係数の絶対値を同じにするために、①に3を掛け、②に2をかける。で、③と④を足すと6yが消える。
①、②のどちらにx=3を代入してもいいけれど、①に代入すると、
「何で、オレがこんな計算をしなければならないんだ」と、だんだん腹が立ってくる(^^ゞ
問題1 aをbで割ると商が3で余りが8になり、aの3倍をbで割ると商が11で余りが2になるような、2つの正数があるか。あればその2数を求めよ。
【解】(割られる数)=(割る数)×(商)+(余り)
だから、①を②に代入すると、
これを①に代入して
となる。
a=41、b=11は題意を満たすので、a=41、b=11である。
問題2 y=ax+bと表される等式で、x=2のときy=1、x=5のときy=10である。a、bの値を求めよ。
【解】x=2のとき2a+b=1、x=5のとき5a+b=10。
となる。
②から①を引くとbが消えるケロ。
――ケロケロしないと、ネムネコの精神の均衡が保てない!!――a=3を①に代入すると、
a=3、b=−5は題意を満たすので、これが答え。
この問題2は2点を通る直線の方程式を求めている。
このことは、次の図を見るとよくわかると思う。直線の傾きaは
になっているし、y切片bは5になっている。
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