Midoriを削除したにゃ [ネムネコ備忘録]
Ubnutuのソフトウェア・センターにあったMidoriは、どうもバージョンが古いようだケロ。2011年のもので最新版ではなかった。
最新版をインストールするかどうかについては、現在、思案中。
ターミナルからのコマンド入力でインストールしなくちゃならないので、ちょっと面倒だケロ。
コマンドは見つけたので、コピペでこれは簡単に出来るんだけれど、
「これも全然使えないじゃないか」
となったとき、また、コマンド入力で削除しなければならないから、厄介だにゃ。
最新版は、試しにWindowsの方でインストールしてみたんだけれど、これが使えなかった。とあるところに接続し、待てど暮らせど、コッチに返ってこなかった。ネムネコのWindows+パソコンと相性が悪いなのかもしれない。仕方ないから削除したにゃ。ゴミファイルが幾つか残っているはずだから、パソコンのゴミになってしまった。
それはUbuntuでも同じでソフトをソフトウェアセンタの削除ボタンでアンインストールしただけだと、設定ファイルや関連ファイルが残ったまんまなので、コマンド入力で削除せざるを得なかった。
sudo apt-get --purge remove midori
とか
sudo apt-get autoremove midori
とか何とか、怪しげな呪文を唱えなければならなかった。
色んなモノがMidoriとともに入っていたようだね〜。面倒臭いと言ったらありゃしない。
わかっていることだけれど、パソコンに変なものを入れるもんじゃないね。
では、アニメトランス版の「アンインストール」を。
さらにもう一曲。
番外編 いきなり非ユークリッド幾何学 [ネコ騙し数学]
番外編 いきなり非ユークリッド幾何学
公理主義に基づく幾何学を理解するためにいい題材だと思うので、いきなり、非ユークリッド幾何学!!
非ユークリッド幾何学の一例として、こんな問題をあげてみるにゃ。
問題
H平面とは、座標平面上でy>0の部分をいう。また、その上のH直線とは、座標平面上の図形のうち、次のものをいう。(a) x軸に垂直な直線のH平面内にある部分(つまり、半直線)
(b) x軸上に中心を持つ円周のH平面内にある部分(つまり半円周)これについて、次の問いに答えよ。
(1) H平面上の異なる2点P、Qを通るH直線は1つであり、2つ以上はない。その理由を述べよ。(2) 1つのH直線以外の1点を通って、これと交わらないようなH直線は2つ以上ある。たとえば、(2, 2)を通り、
で与えられるH直線lと交わらないH直線を2つあげよ。
何やら難しいことを書いているように見えますが、実は・・・(^^)
この問題に出てくるH直線というのは図のような2タイプ(白抜きの○の部分は含まない)。
相異なる2点PとQの座標をそれぞれ(x₁, y₁)、(x₂, y₂)とすると、
タイプ(a) x₁=x₂、y₁≠y₂タイプ(b) x₁≠x₂
の場合。
もちろん、y₁>0、y₂>0。タイプ(a)の場合、
x₁=x₂だから
がH直線ということになる。
x₁≠x₂のタイプ(b)の場合は、円の中心はx軸上にあるので、その座標を(c,0)とし、半径をrとすると、
となる。で、この半円周は相異なる2点P、Qを通るので
を満たさなければならない。
だから、①−②は
rについては計算しないけれど、(x₁,y₁)、(x₂,y₂)から、cと半径rの値が一つに決まることがわかる。
で、もし、x₁=x₂のとき、半円周タイプのH直線があるとすると、
となって、上の式と下の式の差をとると
になるけれど、y₁>0、y₂>0だから、y₁=y₂となり、x₁=x₂と合せると、P=Qになってしまう。だから、x₁=x₂のとき半円周のH直線にはならないケロ。
また、x₁≠x₂のとき、相異なるP、Qを通るH直線がx=x₁またはx=x₂の半直線にならないのは明らかだケロ。
よって、相異なる2点P、Qを通るH直線は一本しかない。
式を使えばこうなるけれど、上の図を見ればほとんど明らかでしょう。
タイプ(b)のとき、半円周の中心C(c, 0)はPQの垂直二等分線とx軸との交点で、この交点Cは必ず存在するにゃ。
(2)は、それこそ無数に存在するにゃ。
2つでいいらしいから、2つあげるにゃ。
相異なる2直線が交わらないとき、2直線は平行であると定義される。
定義からそうなるにゃ。
そして、
(Ⅲ) 平行線の公理 直線外の1点を通り、この直線に平行な直線はただ1つである
H直線lの外の1点Pを通り、このH直線lに平行なH直線はただ一つではないにゃ。
つまり、このH直線では平行線の公理は破れている!!
結合の公理は満たしているけれど、平行線の公理は満たしていない。
このことは、幾何学において、平行線の公理は必ずしも必要ではなく、平行線の公理を否定する別の公理を採用しても構わないということを意味するにゃ。
そして、それが非ユークリッド幾何学と呼ばれるものなんだケロ。